2024年北海道・東北支部 総会・交流会を開催しました
2024年5月31日、北海道・東北支部の2024年度総会・交流会を仙台市内の会場とオンラインとの併用で開催しました。（参加者数16社50名、うちオンライン参加15名）
支部総会・交流会に先立って、猪又支部長以下で宮城労働局を訪問し、小宅労働局長、山口職業安定部長、曽根需給調整事業課長に、当支部の活動報告と一層のご支援をお願いしました。その後、「人手不足状況下での人材確保対策、障がい者雇用、外国人雇用への取り組み」などについて、意見交換しました。
定時総会では、猪又支部長から、関係者への謝辞が述べられた後、「人材サービス業界への期待は、政府だけでなく、産業界からも寄せられている。法令を遵守し、地元の産業が円滑に活動できるよう、人材確保と育成に一緒に取り組んで行きたい」との開会挨拶がありました。
支部総会では、支部事務局の松井氏から2024年度支部の活動報告がされました。その後、役員改選による支部長および支部役員の選任を行い、支部長には猪又明美氏（東洋ワーク株式会社 エグゼクティブ・フェロー）が再任されました。
2024年度の北海道・東北支部役員 （敬称略）
| 支部長 | 猪又 明美 | 東洋ワーク株式会社 エグゼクティブ・フェロー（当会理事） |
| 支部幹事 | 池田 裕貴 | 株式会社シグマテック 執行役員（新任） |
| 支部幹事 | 屋敷 元英 | UTパートナーズ株式会社 常務執行役員（当会理事） |
総会後の交流会では、宮城労働局 職業安定部 需給調整事業課 課長 曽根様よる講演、株式会社リクルート ジョブズリサーチ センター長の宇佐川様による講演およびワークショップ、協会の活動報告が行われました。
宮城労働局の講演では、まず、労働者派遣事業の適正な運営への協力に謝辞が述べられた後、「改正職業安定法施行規則及び派遣労働者の労務管理について」と題して、宮城県内の最近の雇用失業情勢、労働者派遣事業の現状と課題等についてお話しいただきました。特に、派遣での労災情報（安全衛生（派遣元）の分析データ）は、知る機会も少なく、今後の安全衛生の取り組みにおいて大いに参考になるものでした。
次に、株式会社リクルート ジョブズリサーチ センター長の宇佐川様より、「働き手の口説き方と賃金のイマを考える」と題し、ご講演いただきました。講演では、データをもとに北海道・東北地域の募集賃金上昇の現状と変化を説明いただくとともに、労務費の価格転嫁の実態と交渉ポイント、また、派遣スタッフの応募や登録を増やすためのポイントなどを自社の例につなげやすいように事例を交えてお話しいただきました。
続いて行われたワークショップでは、講演で紹介されたポイントに基づいてミスマッチを減らし、応募数を増やす求人情報の作成に取り組みました。また、参加企業の実際の求人票を用いて、宇佐川様からアドバイスを受けながら求人情報のブラッシュアップを行いました。参加者からは、「データに基づいて応募UPにつながる明確な根拠を説明いただいたので、自社の求人に活かしていきたい」、「同業者として共感できるディスカッションが出来てよかった」との感想をいただきました。