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　２０２５年１月２４日、当協会は東京都内において、多くの会員に参加いただき、新春講演会・賀詞交歓会を開催いたしました。

　冒頭、清水会長より「昨年は、能登半島での地震、水害をはじめとする自然災害や、自動車工場の稼働停止など、厳しい状況もみられたが、景気は回復基調を維持し、株価が史上最高額を更新する、賃上げ率もバブル期以来の伸びとなるなど、明るい話も多く、「デフレ脱却」を実感する１年であった。

　他方、人材サービス業界は、労務費の増大にともなう価格 転嫁をどうやって図っていくかという喫緊の問題に加え、
・人手不足が慢性化する中での人材確保・定着
・ＤＸ、ＡＩによる技術の進化、生産性向上に対応できる人材の確保・育成
などの課題に直面している。受け身での姿勢ではなく、産業界が求める人材ニーズを先取りし、積極的な対応を図っていくことが重要であり、今後、「内部労働市場と外部労働市場のシームレス化」が進行する中で、我々としての役割を十分に果たしていくので、協会への支援をお願いしたい。」旨、挨拶がありました。

　新春講演会の第１部では、厚生労働省需給調整事業課長の中嶋章浩氏を迎え、「労働力需給調整事業の現状と課題」と題して、派遣・請負事業を始めとする民間の需給調整事業の現状や直面する課題、今後の施策の方向性について、具体的に解説いただくとともに、人材ビジネスに期待する等についてご講演いただきました。
　続く第２部では、株式会社マイナビの前代表取締役社長の中川信行氏を迎え、「マイナビの急成長を支えた経営」をテーマに、時代の変化をとらえて迅速に対応し、新しい需要と市場を創造してこられた中川様の経営に対する想い、信念、エピソード等をご講演いただきました。

　いずれのご講演も当協会会員企業にとって大いに参考となるご講演となり、ご登壇いただきました中嶋様、中川様に改めて御礼申し上げます。

　「新春講演会」に引き続いて開催された「２０２５年賀詞交歓会」は、国会議員の先生方を始め、行政、関係団体から多数の方々をご来賓にお迎えし、いつまでも尽きない和やかな歓談の場となりました。