熊本県で半導体関連セミナーを開催しました！～熊本労働局、熊本県、熊本県工業連合会に講師依頼～
６月12日、大手半導体メーカーの熊本進出に伴う人材需要への対応イベントをポリテクセンター熊本（熊本県合志市／井本栄一所長）において開催しました。地元熊本県はもとより全国から当該地域における人材需要に関心のある会員企業様２３社に参加いただきました。
当日は、最初に熊本労働局長の新田峰雄様よりご挨拶をいただいた後、職業安定部長の植木洋之様から「大手半導体メーカーの熊本進出に伴う半導体製造関連企業や製造業を中心とした県内の求人・求職動向について」と題してご講演をいただき、最新の熊本地域の雇用情勢について情報提供いただくとともに、半導体関連企業及びインフラ整備や物流関係等波及する業種での人材確保・人材育成の課題、労働局の取組等についてお話しいただきました。
次に、熊本県商工労働部産業振興局半導体立地支援室長の吉仲範恭様から「熊本県における半導体産業集積に向けた取組～シリコンアイランド九州の復活に向けて～」と題して熊本地域における半導体製造業の投資の状況、人材確保や道路等のインフラ整備などの熊本県の取組を貴重なデータとともにご紹介いただきました。
さらに、一般社団法人熊本県工業連合会会長の田中稔彦様（金剛株式会社社長）から「大手半導体メーカーの熊本進出に伴う影響について」と題して、大手半導体製造工場誘致後の先にある世界を動かすビジネスの誕生など九州全体の活性化への期待について講演いただくとともに、副会長の宮村宜明様（株式会社ミヤムラ代表取締役社長）からは半導体製造装置の部品製造業を営まれている立場から人材需要面での影響を中心に地域の産業界の実情をお話しいただきました。
また、ポリテクセンター熊本からは、半導体関連企業への就職実績がある離職者訓練（6カ月）コース「生産ラインメンテナンス科」と「組込みマイコン技術科」の内容や人材サービス会社の要望により半導体製造等に新たに派遣するオペレータを対象に実施した在職者訓練コース（２日間）を説明いただいた後、実習場見学を行い、人材採用・人材育成に当たってのポリテクセンターの具体的な活用を説明いただきました。
イベントの締めくくりでは、参加いただいた会員企業様と講師の皆様との意見交換の場を設定し、予定時間を超えての活発な意見交換が行われました。
当協会では、これからも引き続き大手半導体メーカーの熊本進出に伴う人材需要への対応に関して、会員企業の皆様への有益な情報提供に努めてまいります。