「変わる外国人雇用制度!育成就労制度について オンラインセミナー」を開催しました
現在の技能実習制度に代わる「育成就労」制度の創設等を内容とする「出入国管理及び難民認定法及び外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の一部を改正する法律案」が国会で可決、成立し、6月21日に公布されたところです。
同法案は公布後3年以内に施行されることとなっており、新制度は2027年の運用開始が見込まれていますが、今後、外国人労働者の受け入れ対象分野や転籍(転職)のあり方をはじめ、制度が大幅に見直される中で、企業における外国人雇用の状況も大きく変化することが見込まれ、これらの変化に適切、的確に対応していくことが極めて重要となっています。
当協会では、外国人材が安心して長期に渡り、企業において活躍できるよう、情報提供や就労支援、雇用管理の環境整備などの支援を行い、外国人材との共生社会の実現を図るため、本年4月より外国人材活躍支援委員会を立ち上げ、様々な活動に取り組んでいます。その活動の一環として、外国人雇用の法務・労務の第一人者である弁護士の杉田昌平氏を講師にお迎えし、9月20日に①「技能実習制度、特定技能制度および育成就労制度の最新動向」②「外国人材の受け入れと雇用のポイント」をテーマとしたオンラインセミナーを開催いたしました。
当日は外国人材活躍支援委員会委員長の平尾隆志氏(フジアルテ株式会社 代表取締役社長、当協会副理事長)による開会挨拶の後、講演に入り、講師の杉田先生からデータに裏付けられた外国人材の活躍、制度の変遷などについて、時系列での比較も行いながら丁寧かつ明快に解説いただきました。
解説後に設けたQ&Aコーナーでは、事前に募集した質問および当日の参加者から寄せられた質問へ実務に即したアドバイスをいただき、会員の皆様の外国人雇用に関する疑問の解決等に役立てていただきました。多くの参加者の皆様が熱心に受講され、積極的に質問がなされたことから、改めて会員企業の外国人雇用への関心の高さが窺えました。
当協会では、今後も会員企業の皆様が抱える課題の解決を図るため、セミナーや説明会等の開催を企画・実施いたします。