第3回 BPO業界の動向に関する調査研究委員会を開催しました
日本BPO協会は2月27日、東京都内で第3回BPO業界の動向に関する調査研究委員会(委員長 佐藤博樹:東京大学 名誉教授)を開催しました。
BPO業界の動向に関する調査研究委員会は、学識経験者5名を招聘して、2023年9月に立ち上げた委員会です。当協会は、2020年に「JBPO将来ビジョン2030」を策定して、活動領域をアウトソーシング全般に拡大しましたが、人材サービス分野におけるアウトソーシングについての先行研究が少なく、その実情や課題など明らかになっていない点が多くあることから、本調査研究において、アウトソーシング業界の現状や課題、今後の展望を明らかにすることとしています。
委員は次の5名です。(敬称略)
委員長 佐藤 博樹 東京大学 名誉教授
委員 大木 栄一 玉川大学 経営学部 教授
委員 佐野 嘉秀 法政大学 経営学部 教授
委員 松浦 民恵 法政大学キャリアデザイン学部 教授
委員 山口 塁 独立行政法人労働政策研究・研修機構 労働政策研究所 研究員
第3回委員会では、外国人材の活躍支援および介護分野における派遣社員の活用をテーマとして、企業ヒアリングおよび委員からの研究報告が行われました。会議前半では、インドネシアの人材送出機関からのヒアリング、山口委員より技能実習制度の見直しの動き等に関する報告が行われ、外国人材受入れの現状や今後の見通しに関する質問、意見交換が行われました。
後半では、大木委員より研究報告「介護分野における派遣社員の活用状況・活用規模」が行われ、介護人材の確保・定着等について知見を深めました。
本委員会は、2024年度以降も継続実施する予定です。