2025年定時社員総会を開催しました
5月27日、当協会は東京都内において、定時社員総会を開催いたしました。
冒頭、清水会長より「国内においては、景気は緩やかな回復が続き、賃上げも昨年同期比を上回り、改善がみられるも業種や職種による濃淡は否めない。また、日本全体で人材不足感が高い水準にあり、各社においては採用・定着・育成が重要な課題となっている。
他方、米国の通商政策等による景気の下振れリスクや物価上昇による個人消費のマイナスへの影響等、景気の先行きには不透明感が出ている。特にトランプ関税の影響による大幅な収益悪化の恐れがあり、自動車、半導体をはじめとした製造請負・派遣の分野でも何等かの影響が懸念され、生産のバッファー部分を人的面で担うわが業界にとっては、迅速に対応できるよう準備しておく必要がある。
このような状況認識のもと、2025年からの三年間を期間とする第2期中期事業計画を策定した。当協会では、有益な人材をどう確保するか、確保した人材を定着・育成し、取引先の人材ニーズに的確にどう応えていくかが最も重要であると考えている。この業界で働いてみたいと思えるような環境の整備、処遇の改善、人材育成等を進める具体的な取り組みとして、行政や労働組合とも連携した「持続的な賃上げへの取組み」、採用や人材育成をテーマとしたセミナー・交流会の開催、キャリア面談の推進を通じた「人材確保・人材育成への支援」、そして、「会員の拡大を通じた協会活動基盤の強化」を進めていくこととしている。
最後に、私は常々会員の皆様に「我が協会を「使い倒して」ほしい」とお伝えしている。それは、協会の活動への参画が企業の事業発展に必ずや役立つと考えるからであり、会員企業の発展を業界の発展につなげ、それがまた会員企業にプラスとなるという好循環を生み出したいという想いがあるからである。会員企業の皆様には、これからも協会へのご支援、ご協力をいただくよう重ねてお願い申し上げる。」との挨拶がありました。

総会では、次の事項が満場一致で承認され、「2025年度事業計画及び同収支予算」が報告されました。
1 2024年度事業報告及び同収支決算
2 理事選任の件
また、理事全員の任期満了により、新たに16人の理事が選任されました。総会後に開催された臨時理事会において、会長に清水竜一氏、理事長に青木秀登氏が就任することとなりました。新たな役員につきましては、こちらを御覧ください。 総会終了後には、「永年会員表彰」と「役員功労表彰」の表彰式が執り行われました。永年会員表彰では当協会に入会後10年、20年在籍した会員企業4社が表彰され、役員功労表彰では永年にわたり協会事業の発展に寄与され、この度、役員を退任された土肥貞之氏(当協会前理事)、屋敷元英氏(当協会前理事)に感謝状が贈られました。

