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業界動向調査

業況判断DIはプラス8と前期比9ポイント上昇~業況判断DIは3期ぶりにプラス。人材需要の伸びは一部業種で鈍化~

会員企業を対象に製造請負・派遣業に関する業況判断等について四半期ごとに定期調査を実施しております。2011年4月に第1回を実施し、今回で53回目となります。

【直近3カ月程度の状況】

・2024年4-6月期の売上高は、前年同期比増減率2.7%増(2024年1-3月期0.3%減)
・業況判断DI(「良い」と回答した企業の割合-「悪い」と回答した企業の 割合)は
 プラス8で前回調査(2024年4月・マイナス1)を9ポイント上回った。(図1)

(図1)製造請負・派遣業況判断DIの推移

 | 人材サービス事業者団体|一般社団法人 日本BPO協会
製造請負・派遣業況判断DIの推移(JBPO動向調査)

・スタッフ社員判断DI(「不足」と回答した企業の割合-「過剰」と回答した企業の割合)はプラス87で、前回調査(2024年4月・プラス90)を3ポイント下回った。(図2)


(図2)スタッフ社員判断DIの推移

 | 人材サービス事業者団体|一般社団法人 日本BPO協会
スタッフ社員判断DIの推移(JBPO動向調査)

・取引先数判断DI(「増加」と回答した企業の割合-「減少」と回答した企業の割合)は
 プラス23で、前回調査(2024年4月・プラス23)と同じ数値となっている。
・増産または横ばいの生産状況により業況が堅調な業種もあるが、人材確保は依然として困難な状況が続いている。一方で、一部業種における減産傾向を受けて、人材需要の伸びが鈍化している業種もある。


【今後の見通し】

・先行きの業況判断DIは、プラス17となっている。
・先行きのスタッフ社員判断DIは、プラス91となっている。
・生産の回復が見込まれる業種では人材需要が増加している。先行きの不透明感が強く、生産が横ばいまたは減産と予測される業種もある。採用難も継続する見込み。

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