業況判断DIはマイナス1と前期比3ポイント上昇~業況判断DIは2期連続マイナス。人材確保は引き続き困難な状況~
会員企業を対象に製造請負・派遣業に関する業況判断等について四半期ごとに定期調査を実施しております。2011年4月に第1回を実施し、今回で52回目となります。 |
【直近3カ月程度の状況】
・2024年1-3月期の売上高は、前年同期比増減率0.3%減(2023年10-12月期2.1%増)
・業況判断DI(「良い」と回答した企業の割合-「悪い」と回答した企業の 割合)は
マイナス1で前回調査(2024年1月・マイナス4)を3ポイント上回った。(図1)
(図1)製造請負・派遣業況判断DIの推移
・スタッフ社員判断DI(「不足」と回答した企業の割合-「過剰」と回答した企業の割合)はプラス90で、前回調査(2024年1月・プラス94)を4ポイント下回った。(図2)
(図2)スタッフ社員判断DIの推移
・取引先数判断DI(「増加」と回答した企業の割合-「減少」と回答した企業の割合)は
プラス23で、前回調査(2024年10月・プラス25)を2ポイント下回った。
・生産回復が進んだ業種もあるが、生産が横ばい状況か減産傾向の業種もある。人材確保は困難な状況が継続している。
【今後の見通し】
・先行きの業況判断DIは、プラス11となっている。
・先行きのスタッフ社員判断DIは、プラス95となっている。
・一部業種では生産の回復が見込まれるが、生産が横ばいまたは減産と予測される業種もある。採用難も継続する見込み。