業況判断DIはマイナス4と前期比5ポイント低下~業況判断DIは3年ぶりにマイナス。一方、人材難は継続し採用単価が上昇~
会員企業を対象に製造請負・派遣業に関する業況判断等について四半期ごとに定期調査を実施しております。2011年4月に第1回を実施し、今回で52回目となります。 |
【直近3カ月程度の状況】
・2023年10-12月期の売上高は、前年同期比増減率2.1%増(2023年7-9月期2.1%増)
・業況判断DI(「良い」と回答した企業の割合-「悪い」と回答した企業の 割合)は
マイナス4で前回調査(2023年10月・プラス1)を5ポイント下回った。(図1)
(図1)製造請負・派遣業況判断DIの推移
・スタッフ社員判断DI(「不足」と回答した企業の割合-「過剰」と回答した企業の割合)はプラス94で、前回調査(2023年10月・プラス94)と同じ数値だった。(図2)
(図2)スタッフ社員判断DIの推移
・取引先数判断DI(「増加」と回答した企業の割合-「減少」と回答した企業の割合)は
プラス25で、前回調査(2023年10月・プラス25)と同じ数値だった。
・一部の業種では生産回復が進んだが、生産が横ばいか減産状況にある業種もある。人材確保は困難な状況が継続し、採用単価が上昇している。
【今後の見通し】
・先行きの業況判断DIは、プラス9となっている。
・先行きのスタッフ社員判断DIは、プラス97となっている。
・一部業種では生産の回復が見込まれるが、横ばいや減産状況が続くと見込まれる業種もある。採用難も継続する見込み。