業況判断DIはプラス1と前期比7ポイント低下~業況判断DIは2四半期連続で低下。一方、人材難は深刻~
会員企業を対象に製造請負・派遣業に関する業況判断等について四半期ごとに定期調査を実施しております。2011年4月に第1回を実施し、今回で51回目となります。 |
【直近3カ月程度の状況】
・2023年7-9月期の売上高は、前年同期比増減率2.1%増(2023年4-6月期4.6%増)
・業況判断DI(「良い」と回答した企業の割合-「悪い」と回答した企業の 割合)は
プラス1で前回調査(2023年7月・プラス8)を7ポイント下回った。(図1)
(図1)製造請負・派遣業況判断DIの推移
・スタッフ社員判断DI(「不足」と回答した企業の割合-「過剰」と回答した企業の割合)は
プラス94で、前回調査(2023年7月・プラス94)と同じ数値だった。(図2)
(図2)スタッフ社員判断DIの推移
・取引先数判断DI(「増加」と回答した企業の割合-「減少」と回答した企業の割合)は
プラス25で、前回調査(2023年7月・プラス22)を3ポイント上回った。
・一部の業種では半導体不足の改善による生産回復が進んだが、生産が横ばいか減産傾向にある
業種もある。人材確保は困難な状況が継続している。
【今後の見通し】
・先行きの業況判断DIは、プラス15となっている。
・先行きのスタッフ社員判断DIは、プラス94となっている。
・一部業種を除いて生産状況に大きな回復は見込めず、横ばいや減産の傾向が続く。
採用難も継続する見込み。