政府の行った「人的投資アイデア募集」に当協会が提案
当協会は、AI、IoT等の進展に対応して会員企業が取り組む人材育成に対する支援を拡充することとしており、2021年12月に厚生労働省と意見交換を行いましたが、その際、政府が行っている「人への投資を抜本的に強化するためのアイデア募集」への協力を求められ、当協会として、アイデアを提案しました。
当協会の提案書は、こちらをご覧ください。
【政府のアイデア募集の概要】
政府は、人への投資を抜本的に強化するため、3年間で、4,000 億円の施策パッケージを提供することとし、デジタルなど成長分野への労働移動の円滑化や人材育成を強力に推進していくこととしています。この施策パッケージの実現に当たっては、従業員の方、企業経営に携わる方など、多くの関係者の声を伺った上で、制度設計を行うこととされ、提案受付フォーム(内閣官房ホームページ)において、関係者からの提案の受付が行われました。
募集期間:2021年12月27日~2022年1月26日
【当協会の提案】
当協会は、厚生労働省からの協力依頼を受けて、人材サービス事業者の団体として必要と考えられる施策を整理し、先般、政府(内閣官房)に対し、「人的資本への投資拡大施策に関する日本BPO協会の提案」を提出いたしました。
主な提案項目は、以下のとおりです。
1 経営層や労働者が成長分野への労働移動や人材育成の重要性の認識を深める取組み
2 デジタルなど成長分野で具体的に必要とされる業務内容の見える化
3 能力評価を客観的に共通に行うことができるよう、業務や職種に応じた評価の仕組みや
判定基準等を整備
4 教育訓練期間中の賃金や必要な講師、設備機器等についての支援
5 人材開発支援助成金を派遣事業者も利用できるよう、必要な見直し
6 労働集約的な分野から付加価値の高い分野への労働移動の好事例の収集、提供
7 労働者が誰でも自由に受講できるよう、動画やオンライン等を活用した研修機会の整備