東日本大震災の「復興のトップランナー」と称された元宮城県岩沼市長 井口 経明氏に、「東日本大震災 被災と復興、防災・減災の取組み」について、ご講演いただきました
会員企業の防災・減災活動の取組支援の一環として、2021年12月7日(火)午後2時開催の第12回新進経営者懇談会において、東日本大震災の津波により市域面積の半分が浸水、最も広範囲に災害にみまわれた岩沼市の極めて困難な状況下で、市長として復興を推し進めた経験と防災・減災の取組みについて、元宮城県岩沼市長井口 経明 氏にご講演いただきました。
経験と実績に基づく具体的な内容を交えたご講演に、聴講者からは、「改めて防災・減災の大切さを認識した」、「大変な被災状況の中での早い対応策の実施に驚いた」、「命を守るコミュニティーの重要さを知った」、「千年先まで考えたまちづくりに感銘を受けた」などの声が聞かれました。
(講演内容)
〇大震災直後、その日から被災対応を実行、まず市民へ情報提供
〇一日も早い自立を目指して、1週間後には緊急生活支援金、災害住宅手当を支給
〇命を守るため、集落・地区単位(コミュニティー単位)の避難、入居を実行
〇徹底的に住民の声を聴き集団移転先を決定、女性・若者も参画して「まちづくり」
〇千年先まで持続可能な「まちづくり」、21世紀の知恵の遺産「千年希望の丘」
〇地震・津波に限定しない防災の備えが必要
〇「“健幸”先進都市」でありたい